JUST BECAUSE

降り出した雨が 雨が 二人を濡らす
まだ明けきらぬ 夜ふけの街で
俺の胸に顔を埋め 目覚めた朝に
二人 黙って おどけて見せた
流れてゆく時に 指を鳴らしながら
風の行方に 夢を抱いたのに
今なら お前を愛することも
憎むことも出来るだろう
踊る煙だけが いつも二人の言葉
コーヒー・カップに 溢れる想い
口ごもる言葉に 瞳 濡らしながら
かすれた声に 肩をすくめていた
今なら お前を愛することも
憎むことも出来るだろう

今なら お前を愛することも
憎むことも出来るだろう
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