魚座たちの渚

キミが黙り込むから
波音が騒ぎだすよ
岬を回る船が遠くなる
月あかりに 滲んで

星のかけら そのキラメキ
髪に手につもるといいね
キミの夢が叶う夜には
嬉しくて ぼくは泣くよ

青春に泳ぎ疲れて
渡れない海があるね
終らない夏を信じた
魚座たちの渚よ

悲しみは通り雨
いつの日か過ぎてゆくよ
気紛れな天気雨
脱ぎ捨てたシャツも靴も びしょ濡れ

ぼくにくれたどんな愛も
ためらわずキミに返すよ
キミの笑顔 めぐり逢えたら
それだけで ぼくは泣くよ

ああずっと このままずっと
瞳閉じていたいのに
抱きしめた背中で見てる
魚座たちの渚よ

青春に泳ぎ疲れて
渡れない海があるね
終らない夏を信じた
魚座たちの渚よ
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