アイコトバ

覗き込むように見てた本を
閉じた君のブラウスが透けた

手を振った瞬間に
少し頬を染めて瞬きをくれた

「あのね……そのね……」

君のアイコトバ
いつも胸の奥の奥に飾って
仕舞っておく音(ネ)

「大好き」より不器用なその音が
嬉しくてなんだかヤラレちゃうんだ
思春期よりもしかしてイタイとか
思うけど少しも怖くないんだ

ら・ら・ふぅ
ら・ら・ふぅ
言い掛けた言葉が消えちゃう前に
I LOVE YOU
I LOVE YOU
ささやいて 君の物語

すれ違いをしてた
三度目の春なんかすごく不安でした

気を抜いた瞬間に
攫われて行ってしまうような気がしてた

「あのね!そのね!」

つまり感嘆符は
かなり胸の奥の奥を押し出して
届けたいの意(イ)

誕生日より君といる毎日が
楽しくてなぜだか泣けてきちゃうんだ
でもときどきふと怖くなることは
その次の言葉が出ないことさ

ら・ら・ふぅ
ら・ら・ふぅ
鐘の音が聞こえてしまわぬように
I LOVE YOU
I LOVE YOU
つないで 二人の物語

ーーアノネトソノネ

「大好き」より不器用なその音が
嬉しくてなにより大切なんだ
思春期よりもしかしてイタイとか
思うけどいつも大事にしたいんだ

はやくはやく
僕のアイコトバも伝わるように
I LOVE YOU
I LOVE YOU

つまるとこ……
君のことばかり
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