黄昏ジュヴナイル

鮮やかな
紅色の夕陽
それは燃える青春の記憶

今日もまた
熱帯びて放射する
溢れ出すこの想い

校庭を
吹き抜ける風の中
見つけた幽かな証

答えはどこにあるの?
両手を伸ばし
真実だけを探す

日暮れ落ち
漆黒の鳥が舞い上がる
揺らめくは
陽光の残照
それは眩い青春の日々を
描いてる

繰り返す
平凡な毎日に
胸の苦しさ覚えた

放課後の
屋上に駆け上がり
金網越し見上げた雲

明日に何があるの?
両手を翳し
彼方の空へ叫ぶ

昏む街
玉章の白い花開く
煌めくは
草露の雫
それは淡い青春の記憶

戸惑い
迷いながら
人は
青春を生きる

彼の岸辺
薄明につづれさせ響く
瞬くは
明星の灯火
それは褪せぬ青春の日々を
照らしてる
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