切符

涙ふいて見上げた夜空
願いかける星さえもない
夜のベンチに腰をおろし
君の町へ口笛ふいた

君の胸に響いてる
音になりたい 音になりたい

通りすぎてく 心の列車
僕はただ ただ ながめてるだけ
強く 握り しめてたのは
どこへも 行けない 切符

冬の風が頬にふれて
胸の奥で痛んで消えた
夜のベンチは冷たすぎて
悲しみがこぼれおちそう

君の胸に届くかな
僕の声が 僕の歌が

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