Strange Days

夜明けが近い町で虹をみたんだ
いちど通り過ぎた猫もぼくをにらみつけた
バス停の時刻表をきみは裏切りつづけて雨に走り去るのか

やがて信号が変わるようにぼくの気持ちは裏返しになる
ぼくは名前のないカラス 風にとりのこされて
羽根をひろげたままでいる 飛ぶことさえも忘れたままで

昔の出来事がふいによみがえるように
ボタンがはずれたままのシャツのそでをじっと見てた
わずかなやすらぎとぬくもりの果てにいつも立ち止まってばかりさ

こんな奇妙な日々に埋もれたゆううつをシャベルで掘りおこした
きみが目覚めたならすぐに ぼくを思い出してよ
物語の途中の朝 声をあげて叫びそうになる いつも

ぼくは名前のないカラス 風にとりのこされて
羽根をひろげたままでいる 飛ぶことさえも忘れている
きみが目覚めたならすぐに ぼくを思い出してよ
きみが目覚めたならすぐに ぼくを思い出してくれるかな
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