葡萄灯

夕焼け小焼けで

間も無く飛び交う

何機もの機影が

隣の町を焼き尽くすのだろう

不細工な神様が

大きな掌で君を隠しても

両の眼が灼けても

きっと見つけ出すよ

ねぇ 今夜 迎えに行くよ

もう 二度と会えなかったとしても

ねぇ どんな暗い道でも君と行くよ

もう 二度と朝が来ない夜も

誰だって 暗闇が怖いのなら

ずっと 隣で輝いていたいよ
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