かぐや姫

青々と
真新しい芽が萌える
命の螺旋の先
竹が割れる音が
時空の旅の終着報らせ
光を放ちて

どこから来たのかどこへ行くのか

すくすくと
不死身の肉体を
十五夜が呼びもどす
竹のようにまっすぐ
透き徹る目
思いだしたのは
月の都の歌

弓矢は届かずに空切って
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