ひとりしずかの唄
手折(たお)りし花は 都(みやこ)忘れ
都をすてて 幾年(いくとせ)か
ああ 惜春(せきしゅん)の 月おぼろ
ひとりしずかに 酒を酌(く)む
恋せし女(ほと)よ 今いずこ
情けにおぼれ 夢におぼれ
風に追われて 何処(どこ)へゆく
ああ 陽炎(かげろう)を 握(にぎ)りしめ
ひとりしずかに 春を待つ
想い出たちよ 今いずこ
日毎(ひごと)に老(い)いし 母を想い
訪ねし故郷(くに)は 昔日(かげ)もなし
ああ荒漠(こうばく)と 月冴えて
ひとりしずかに 涙する
過ぎにし夢よ 今いずこ
都をすてて 幾年(いくとせ)か
ああ 惜春(せきしゅん)の 月おぼろ
ひとりしずかに 酒を酌(く)む
恋せし女(ほと)よ 今いずこ
情けにおぼれ 夢におぼれ
風に追われて 何処(どこ)へゆく
ああ 陽炎(かげろう)を 握(にぎ)りしめ
ひとりしずかに 春を待つ
想い出たちよ 今いずこ
日毎(ひごと)に老(い)いし 母を想い
訪ねし故郷(くに)は 昔日(かげ)もなし
ああ荒漠(こうばく)と 月冴えて
ひとりしずかに 涙する
過ぎにし夢よ 今いずこ
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