君と同じ季節の下

「ありがとう」って 向き合うほど
言葉にして言えないけど
でもね、涙が出るの 君と同じ季節の下

夕暮れに染まる空 歩幅合わせて下る坂道
ため息をそっとこぼした ほらまた、作り笑顔
いつも優しく笑う君が 涙もそっと隠すから
ねえ 少しだけ君が遠いよ
そばにいるのに…
「ありがとう」って 向き合うほど
言葉にして言えないけど
でもね、涙が出るの 君と同じ季節の下

味気のない電話も 一人の帰り道も慣れたけど
話す言葉探して 途切れる会話が苦しい
君は変わらず「好き」だと 目をそらして伝えるけれど
幅のずれた足跡が増えてく
そんな気がした
「ごめんね」より 笑ってほしい
「大好き」より 抱きしめて
曖昧な言葉はやめて 気付いてしまうから

本当はこの手離したくはないんだ
どんな形でも繋がっていたくて
また二人 同じ歩幅で進んで行ける日まで…

「さようなら」なんて 似合わない涙こぼして
「またね」って言って 手を振ってよ
どんな君だってずっと好きでいるよ
変わってゆく季節の色が 切なく揺れて消えてゆく
ほらね、笑顔になるよ 君と同じ季節の下
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