Unchained Blues

ほんの少しでもその言葉に愛情があったなら
いまごろはその糸をたぐりよせて しがみついてたでしょう
どうして
君が突き刺した言葉 胸から引き抜いた
その痛みと それに費やした時を取り戻したいだけ
なのに心に残った痛みは その記憶のニオイと
無気力な青いアザになって 僕の心を閉じこめていた
それでも何度か同じことを繰り返して気づいたら
僕らのすすむ道はいつだって目の前にあったのさ

このうたが 僕たちの胸のブルースかきたてて
洪水をおこすほど 力があったなら
悲しみは このうたと時がうばって消してくれる
こわいものなんてない ブルースがまっている

このうたが この街の片隅をかけぬけて
洪水をおこすほど 力があったなら
その視線の矛先には悲しみがつまっていて
世の中をふりむかせる現実があるはず

あまりにもひどい仕打ちをうけて思わず同じこと
誰かにしてしまいそうになって 気づくこともあるけど
思いもよらず 適当な知識とウワサのつぶてで
誰かを傷つけてしまったあとで 気づくこともあるから
そうさ、少しでも その言葉に勝算があったなら
誰だって その糸をたぐりよせて しがみついてたでしょう
それから 何度も同じことを繰り返して気づいたら
僕らをしばってた そのチェーンはいつだって 断ち切れる

このうたが 僕たちの胸のブルースかきたてて
洪水をおこすほど 力があったなら
悲しみは このうたと時がうばって消してくれる
こわいものなんてない ブルースがまっている

あの姿は今もなお 戦場の中に立ってて
洪水をおこすほど 力があるはず
その視線の矛先には憎しみもつまってるけど
弾丸をかみつぶすだけの希望もあるはず
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