青い月

かなわない約束はすでに 空の青さにすべて忘れ
まぶしさに手をかざしながら 海へつなぐ明日がはじまる

からだを照らす陽射しは
君を想い出にかえてくれたけれど
少しだけ 波の響きに
心をゆだねて みつめて

太陽がまだ ふたりの恋のつづきを知っているなら
流れるままに変わる 涙色の雲より
心に触れた記憶だけ残して

帰らない夏を思うより 今 素足に感じる明日を
いつも聴いてた歌声さえ わたしの真実へと変わる

焼けた肌を風が通り抜けて
君の影がやさしさへ向かう
わたしのため息はどこへ向かえば
許してくれるの

太陽だけが ふたりの恋のつづきを知っていたなら
確かめあった あの日の甘い約束より
心に触れた記憶だけ残すの?

夏の終わりに沈む夕日に 君を感じて切なくなるなら
空と海の重なる場所で 淡い思いと舞い上がれ

本当はまだ 涙が残る胸に手をかざしてみたら
流れるままに染まる 涙色の雲より
心に触れた記憶だけ残った

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