オリーブの実

0から踏み出す 僕は初めて1を知る
ポケットに夢を 首から現実をぶら下げて

ブリキのロボットが 机の上を歩いてく
もうすぐ落ちちゃうなってところで ネジが切れたんだ

膨らんだ夕陽 子どものはしゃぎ声 響く公園
君がいなくなった夢を 思い出して苦しいや

だって僕ら嘘まみれ また会おうなんて言ったって
根拠のない自信を抱いて 待ち続けるしかないんだ
だから今すぐ言わなきゃ 目の前の君に伝えなきゃ
ありがとう ありがとう ありがとう 君に出逢えてよかった

SF小説が好きだった あの頃と
同じ気持ちでいたいから 何も捨てないでいるんだ

ちゃんと捕まえておかないと 風船は逃げちゃうから
花火に気を取られてるうちに 解けて飛んでいく

もしも僕の行く道が 黒い影に飲まれても
君には 哀しみを引き摺って行ってほしくはないから
どうか涙が溢れて 前が見えなくなったら
さよなら さよなら さよなら 僕を選ぶ必要はないんだ

だって僕ら嘘まみれ また会おうなんて言ったって
根拠のない自信を抱いて 待ち続けるしかないんだ
だから今すぐ言わなきゃ 目の前の君に伝えなきゃ
ありがとう ありがとう ありがとう 君に出逢えてよかった
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