彷徨う僕らの世界紀行

遠く空を行く
煌めいた世界の虹から虹まで
おとぎのような噺

本当は泣き虫で不器用な誰かと
気弱で孤独な誰かの噺

同じ空を見ては ふたりでつまずいて
同じ夢を見たら 友だちになろう

きっと雨が止んだなら
澄み渡る空になったなら
読みかけでも御話は終わり
雨が降ったなら またふたり読み返してみよう

ねえ あの日のように

くだらない意地を張り合ってきたけど
それだけ君を愛してきたんだよ

それ以上もそれ以下もない

何もいらない
夢の果てで咽び泣きだしているココロだ
彷徨い 環状線を歩いてきた世界紀行

ふりだしに戻ろう
傘は捨てよう ひび割れて愛を謳ってしまうなら
最終章になってしまう前に

ねえ 約束しようよ
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