黒田節 (詩吟「名鎗日本号」入り)

酒は飲め飲め飲むならば
日の本一の此の槍を
飲みとる程に飲むならば
これぞ真の黒田武士

峰の嵐か松風か
尋ぬる人の琴の音か
駒ひきとめて立寄れば
爪音高き想夫恋(そうふれん)

美酒元来 吾が好む所
斗杯(とはい)傾け尽して 人驚倒(ひときょうとう)
古謡(こよう)一曲 芸城(げいじょう)の中(うち)
呑み取る 名鎗日本号(めいそうにっぽんごう)

これぞ真の黒田武士
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