くずむしの歌

萎えたブロッコリー
弁当つめこんだら
机に顔伏せて
8時間寝たフリ

夜は毛布にくるまり
笑ったヤツら皆殺し
クズはアイツらだ僕は悪くない

ヒーターの目の前は
笑い声がうるさいから
冷たい教室の隅っこで
カイロ握る

もうダメかも あちこち痛いよ
もう少し もう少し
歯を食いしばり生きてます
蹴っ飛ばされて バカにされたって
何でだろ わからない
鏡の前で笑ってるんだ

暗い部屋の中
母のすすり泣きを
百均のイヤホンで
現実逃避の日々

今日もトイレ鍵閉めて
肯定ソングを垂れ流す
ロックを聴いたって
現実は何も変わらない

放課後校舎の裏
何もかもうんざりだ
雨の中濡れたまま自転車
こいで帰る

もう少しだよ きっともう少しだよ
その先の また先の
ちょっと向かいにあります
どん底の底 ぶち破るドアが
僕だけは わかるんだ
見つけて必ずノックしてやる

鏡の中 自分と自分会話する がなり声で
「お前はそんなに器用じゃねえ、そーだろ?」

どうでもいいよ もうどうでもいいよ
正論も効率も
全部唾を吐いてやる
蹴っ飛ばされて バカにされたって
アイツらは わからない
最後に笑うヤツは僕だ
見てろここから 見てろここから
見てろここから 見てろここから
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