市の商人たち

目の前に広がりゆくダイヤの成る木
住民たちの木 市の商人たちは伐採する
馬鹿馬鹿しい小銭にもならない非売品
売れもしない情 市の商人たちは見放していく

運ばれてきた汗と涙が満面の笑みへの香辛料
道徳より損得に惹かれ トンでゆく欲の補食者たち

航海せずとも手に入る地位
乗り換えせずとも辿り着く土地
東西南北続く逃げ道
今宵も酔い乱れる死の商人
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