ふるさとに続く道

高層ビルを 染めていく
赤い夕陽が 目に沁みる
こんな日暮れは 時計の針が
遠いあの日に 舞い戻る
変わりはないか おふくろよ
祭り ほおずき 蝉しぐれ
とじたまぶたに 映るのは
ふるさとに ふるさとに 続く道

春夏すぎて またひとつ
歳を重ねて 縄のれん
いつかなじんだ 都会の風に
ひとり吹かれて 酔いしれる
どうしているか あ~友よ
男どうしの 酒もいい
夢で今夜は 帰ろうか
ふるさとに ふるさとに 続く道

くやんでないさ この人生(みち)を
後ろ向かずに きたけれど
そっとたどれば みえてくる
ふるさとに ふるさとに 続く道
ふるさとに ふるさとに 続く道
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