Nostalgia

高架下に響いた笑い声は
神様の孤独を汚していた
裏ぶられた画家は眉を潜めて
幾ばくかの才能を取り戻した

僕には関係ないことが
増えすぎたようだ 振り向けば
ノスタルジア 風の香り 目眩
鈍い脳は 指令を出し損ねた

親友はいつも僕だった
親密な孤独が円になって

胸を焦がすような
憧れを追った
いつだって綺麗だった
ガラス玉は
あの光を取り戻したいこの心は
まだ間に合うだろうか
囁いた

夕べには付箋をして
黄色い服の 悲哀と目が合った
そう いつだって君は待って
僕にせかすような目で語った
丸い地平 繋がっているって

もう忘れようとしたって思い出せない
何にもない部屋に ひとつ残った歌

遠くなっていくよ
在りし日の僕ら
簡単に傷ついた
ガラス玉
あの痛みを取り戻したいこの心は
まだ間に合うだろうか
囁いた

最後と知っていれば
僕は泣いただろうか
永遠を知ったのは
それが終わったときさ

少しの留保もなく燃える星を見た
少しの留保もなく燃える星たちが

ああ見たことあるな
あの日の破片かな
まだ間に合うなら
ああ色は同じだ 匂いも 音も風も同じだ
戻れない
焦がれない
なにかを無くしてしまったんだ

今日も ああ終わってくな
ああ 空の下
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