GIVE

忘れらんないな
静かな叱りは
雨のようだった
悔しい夜更けさ

耳を澄ました
静かな歌は
晴れのようだった
朝の陽に似ていた

笑ったその目で
まるで見透かすみたいだ
焼きついた胸の声
時と云うそれに刻みたい

見えない全てが
一生物さ
その声の全てがほら
今を生きる証

いなくなっても
血を滾らせて
筆を尽くすのさ
そんな男になったみたいだ

全てが一生物さ
この声の全てが
その声を超えるまで
ただ鳴らすのさ
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