バラバラBABY

なぁ、少年。無力だったな 夏が過ぎても変わらないだろ?
いつも季節 急かされては ドッヂボールで泣いていたっけね
誰も知らない恋して 君は今日この町を去ってく
空振りの夏を引きずって さよなら 大丈夫さ どっかで 会いましょう

めぐりめぐり 午前3時君と 家を飛び出した
うれしそうに「まるでこの世界が滅んだみたい」って
眠る町の灯り 取り囲む 花火のようさ
過ぎるだけのあどけない気持ちは 夏風邪みたい

あっという間に夜が明けて 言葉が途切れた
最後なんだとわかったら 何も言えなくて
でも そんなことをきっといつまでも 覚えてるんだろう

ねえ、少年 君の景色が 朝焼けにかどわかされてく
ぼやけてく夏の記憶が 切り絵のシルエットになっても
誰も知らない恋でも 君の小さな希望なんだろ
閉じ込めて きつく結んで さよなら 忘れられないまま 生きてゆこう

バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY
バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY BABY

壊れかけた机 引き出しの奥 夏をしまって
苦し紛れひとり泣いた君を 誰も知らない

ずっと君は言わないまま 大人になるだろう
きっと君は知らないだろう 汚れてゆくこと

でもそんなことをきっといつまでも
覚えてるだろう

ねえ、少年無力さってさ なにもないまま通り過ぎてく
キラキラの魔法解かずに 夢の中で生きてくんだろう
切れた糸の先から ビーズボールがこぼれ落ちてく
君よどうか 大人の恋で とけ残った 幼い嘘を かき消してよ

まわるまわるまわる…… まわるまわるまわる……ずっと きらめいて

僕らは、無力だったら いつかどうでもよくなるんだろう
変わること変わらないけど ひとりぼっちで生きる勇気を
だけど違う道でも きっと今夜を思い出すだろう
そのときはこのいとしさが やさしさに変わって僕らを
守るだろう

バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY
バラバラBABY バラバラBABY バラバラBABY BABY
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