白兎海岸

風が織りなす 砂模様
赤く燃えてる 日本海
バスを乗り継ぎ 出雲路へ
やすらぎ求めて 夢探し…
愛に愛に愛に 疲れて一人
心ひとすじ 白兎海岸

沖の漁火 儚くて
この身焦がした 夏の宵(よい)
咲いて寄り添う ハマナスも
散りゆく運命(さだめ)と 知りながら
恋に恋に恋に 魅せられ二人
遠いあの日の 白兎海岸

雪に震えて 泣いている
恋を失くした 白うさぎ
港 酒津(さけのつ) 薄灯り
あなたの心に 戻れずに…
夜に夜に夜に 逸れて一人
みぞれ交じりの 白兎海岸
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