UTAKATA

UTAKATA の紅 散りぬるを

若葉の香りが舞う そよ風空に溶けて
遊の街が灯る 今宵も君居るのかな?
要るのは言葉よりも 縛りない自由よりも
笑顔の寄り添う刻 勝るもの何もなくて

ありふれた ただの御伽噺でも憧れそうだよ
刺激的な花に魅せられながら
街は踊り狂う

月夜に紛れて君の瞳 会いたいと願うばかり
まもなく始まる今宵の宴
一夜限りの UTAKATA

艶姿に惑わされ それでも夢を想う
幻だって構わない UTAKATA の恋 散りぬるを

鏡の中の顔が 憂いを帯びる前に
ひとつひとつなぞるように 温もりを確かめてく
静かな黄昏時 また刻を繰り返す
風ぐるまくるくると 君の影を追いかけて

都の影 1人きり佇んだ 傍に無い影
花の蜜に深く沈み溺れて
在りし日に身を焦がす

輝夜に舞い散る君の栞 するり 指すり抜けてく
儚く群青色の彼方へ
思い馳せた UTAKATA

離さない恋の肌に 新たな傷をつけて
はだけた心の穴に UTAKATA の夢 散りぬるを

はんなり つたう風よ
この上なく可惜夜
陽炎までも 余すことなく
そこばく在る欠片を紡ぎ やがて架け給う
君を、僕を歩ませて

月夜に紛れて君の瞳 会いたいと願うばかり
まもなく始まる今宵の宴
一夜限りの UTAKATA
艶姿に惑わされ それでも夢を想う
幻だって構わない UTAKATA の恋 散りぬるを

輝夜に舞い散る君の栞 するり 指すり抜けてく
儚く群青色の彼方へ
思い馳せた UTAKATA

離さない恋の肌に 新たな傷をつけて
はだけた心の穴に UTAKATA の夢 散りぬるを
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