かえり花

ただそばに君がいて笑っている
それだけでよかったのに、よかったのに…
暗闇に落ちてゆく

波打つ音は遠く 絶え間なく光があふれた
時の狭間に揺れ、記憶と繋がったまま

出逢う季節違ったのは道に迷ったせい
夜の森、逸れて 花になれず、泣いていたの
君が知らない世界で…

明日にはこの雲が消えるように祈ってた
信じたい、信じたい…
壊れそうな願いでも

星の砂を歩けば 蘇る、あの日の約束
それは優しい夢 物語こぼれてく…

身体中泣いていた 想いだけ遠くへ…
今はまだ咲けない わたしだけの小さな種
風になれたなら…

出逢う季節違ったのは道に迷ったせい
夜の森、逸れて 花になれず、泣いていたの
本当はわたしだけみていてほしくて
時をこえて、生き続けた白い花
冷たい雪が降る前に散ってゆくの
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