あの日の香り

教室の窓 校庭を眺めて
もうすぐ桜が 色を付けていく
私にもう少し勇気があったら
今頃隣に いられたりしたかな

笑い合った日々 色褪せない
初めて話した校舎の階段
忘れられないよ

ほんの少し変えた髪型
気付いてくれて本当嬉しかった
別々の道に進むけど
好きになれてよかった

少し後ろの窓側の席で
ぼんやり外を眺めてる君は
どこか寂しそうに見えた気がした
あの頃の僕は なにも言えなかった

傘を忘れた夏の放課後
一緒に歩いたあの帰り道
君が好きだった

また少しその前髪が
伸びる頃には 遠い街にいるね
別々の道に進むけど
君に会えてよかった

キンモクセイの香りがした
煌めいていた日々の面影
あなたが笑ってますように
そっと空を見上げた

季節は過ぎていくけれど きっと忘れないよ

I think We weren't a lover.
悲しい事じゃない
It was something more than love.
そう信じてる
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