Nothing

夜を看取った 空に種火が
まだ 街角は眠ったまま 静かに
布で包んだ 君の寝息が
ただ 霧の様な灯りで 部屋照らした

変わらぬ愛を知って
瞳輝き増して
時間よ止まれよ
君を誇る事で
私は生きているって
呆れた本当さ
なにもないな

街は怒りと 夢を注いだ
ああ うんざりだ僕らは ただの器だ
布に籠もった 残り香 君の吐息が
何も 持つ事のできない手を 握った

止まない愛を知って
世界色づき出して
命よ続けよ
いつも気付いていた
君に渡せるものが
馬鹿げた僕には
なにもないな

変わらぬ愛を知って
瞳輝き増して
時間よ止まれよ
君を誇る事で
私は生きているって
呆れた本当さ
ああ なにもないな
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