追憶のレイニーデイ

さっきから曇り空 急ぎ足の僕は
傘を持ってないことに気づいて あたりを見渡した

みんなは知っていたみたい 今日一日の行方
僕は雨宿りの場所 探し始めてしまうよ
まだ帰り道の途中だというのに 途方に暮れて

降り出した雨に思い出が 流されてゆくのに
瞳を閉じたまま 君の面影を探しても
見つけられないはずだよ

黒く染まるアスファルト
うなだれた街路樹
なす術のないありさまに
街中の時計が止まるんだ

そして僕の心の中には 雨音だけが響く
歩き出すことすら 忘れそうになってしまうよ
景色をまとうように立ち止まったら また途方に暮れる

降り注ぐ雨をそのままに 言葉を綴ったよ
誰のためでもなく
こうして突然のレイニーデイ
ただやり過ごすだけだよ

今は記憶を辿るばかりさ
君はどこにいるの
幻じゃないなら また会えるかい

降り出した雨に思い出が 流されてゆくのに
瞳を閉じたまま 君の面影を探しても
見つけられないはずだよ

降り出した雨に思い出が 流されてゆくのに
瞳を閉じたまま 君の面影を探しても
見つけられないはずだよ

降り出した雨に思い出が
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