ひろしまの女

水割のグラスに 泪を浮かせ
男ひとり飲む酒は
虹色に輝いていた セピアの記憶
思いを馳せ 酔いましょう

なびく後ろ髪に 心を奪われ 夕日に佇み
ふいに見せる笑みで すべてを虜にする
広島…魅惑のマドンナよ

大切な指輪をグラスに沈め
振り向かずに去っていく
いつも軽い店の扉 何故だか重く
赤いヒール 佇む

悲しい後ろ髪に 心を奪われ 抱き寄せてしまう
猫に似た瞳で すべてを虜にする
広島…魅惑のマドンナよ
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