飾りたてた 人ごみの中
暮れ色の風に乗り
心包み響き渡る
人の笑い声

風 通りすごした過去を
あおりたててゆく
偽(つく)り笑い おどけて見せる
ただ流れすぎるままに

心開く事もあった
偽(つく)り言葉と知らず
人の心のうらはらさだけが
暗く影残す

風 やさしく流れる中に
立ちつくす ひとり
心の中また甦える
思い出さえ消せもせず

風 通りすごした過去を
あおりたててゆく
偽(つく)り笑い おどけて見せる
ただ流れすぎるままに

ただ流れすぎるままに
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