DOOR

鍵はその手の中で 鍵穴は目の前で
挿し込んで 回して 開けるだけなのに
見知らぬ向う側 怯えたままでいたら
錆びついてしまうから

いつだって僕等 過去に囚われて
立ち止まってしまう だから
いつも見失う 大事な物だけ
守れるもの穿き違える

これで良いのかと何度も
問いかけて またこの扉の前に
辿り着いてる

鍵はその手の中で 鍵穴は目の前で
挿し込んで 回して 開けるだけなのに
見知らぬ向う側 怯えたままでいたら
二度と先へ進めないから

もういくつもこの鍵
無くして 作り直した
最初に持っていた物の
形はもう思い出せないけれど
まだ手の中にある

例え扉の先が理想とは違くても
進めばまたいつか扉がある
何度でも開ければ良い
その場所に行けるまで
放さなければきっと…

鍵はその手の中で 鍵穴は目の前で
挿し込んで 回して 開けるだけなのに
見知らぬ向う側に怯えたままでいたら
錆びついてしまうから その前にどうか
最初の扉を開けて
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