メトロノウム

踏切 足踏み
焦りが 苛立ちへと

歪み合い 傷つけ
不安に駆られたって

僕らは
旅をする 迷いながら
このままナビは要らないさ
濃霧の中走った夜も
無駄なんかじゃないよね

落ち葉を割る音
季節は急行列車の様に
停まらずいつでも
僕らを運んで行くよ
このまま

もうすぐ
トンネルの闇の中を抜けた先は明るいはず
くたびれた顔ですら 素敵だと笑える日々まで

僕らは
旅をする 迷いながら
戸惑いながらも進む
決められたリズムに
ダイヤを乱されぬように走る
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