演歌旅がらす

生駒山から お天道さまの
笑顔見送り 受けまして
今日もキリリと 晒(さら)しを巻いて
おんな伊達らの 三度笠
日本全国 隅々(すみずみ)に
めぐり演歌の アンア アンアーアン
旅がらす

女ごころは おんなでなけりゃ
分かるもんかと 切る啖呵(たんか)
長い道中 色恋沙汰も
涙まじりに あおる酒
泣いて情けの 艶(つや)がでる
無駄にゃならない アンア アンアーアン
演歌ぶし

明日は何処へと 気の向くままよ
ほつれ合羽に 三度笠
浮世景気も 雨降り続きゃ
しめた草鞋(わらじ)も 濡れまする
せめて十八番(おはこ)で 晴れやかに
演歌ぶしだよ アンア アンアーアン
旅がらす
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