小さなスナック

僕が初めて 君を見たのは
白い扉の 小さなスナック
ひとりぼっちの うしろ姿の
君のうなじが やけに細くて
いじらしかったよ

僕がその次 君を見たのも
バラにうもれた いつものスナック
ギターつまびく 君の指さき
ちょっぴりふるえて つぶやくようで
かわいかったよ

僕が初めて 君と話した
赤いレンガの 小さなスナック
見つめる僕に ただうつむいて
何もこたえず はずかしそうで
抱きしめたかったよ

今日も一人で 待っているんだ
君に会えない さびしいスナック
キャンドルライトに 面影ゆれる
どこへ行ったの かわいい君よ
忘れられない
どこへ行ったの かわいい君よ
忘れられない
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