ユレル、クレル、ハゼル

血液は感情で
感情は血液となる
混ざりあうように僕は
ユレル

(ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、止マルナ…)

定間隔の微動、繰り返しては
夢でも見てるような夜をゆく

電子の波、鉄の皮膚
空気を介して鼓膜を打つ
それを音と呼ぶ

ユレル、クレル、ハゼル
抗ったまま
感覚はまるで光

ユレル、クレル、ハゼル
曲折などなく
突き抜けてゆくだけ

(ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、止マルナ…)

低温殺菌の生ぬるいフロアに
押し込められたまま 時を待つ

激しく光、滲む黒
鼓膜を介して胸を打つ
もう、どうかなっちゃいそう

ユレル、クレル、ハゼル
戸惑ったまま
快感に打ち震えるように

ユレル、クレル、ハゼル
壊れてもいい
思考だけなら

これほど美しいことはない
これほど儚いことはない
瞬間が永遠に近づく
音のせい 音のせい 音のせいだ

血液は感情で
感情は血液となる
混ざりあうように僕は…

ユレル、クレル、ハゼル
抗ったまま
感覚はまるで光

ユレル、クレル、ハゼル
曲折などなく
突き抜けてゆくだけ

ユレル、クレル、ハゼル、消エル、嗚呼

(ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、ユラ、止マルナ…)
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