フリークストーキョー

あなたのためにだけ
透明な涙 流せたなら
それはそれは気持ちが良くて
震えるような瞬間だろう

その柔らかな声を聞いたなら
簡単に気づくだろう
身体にまとわる棘の数
僕らはみんなと違う

圧倒的な正しさの前では
酷く不器用な言葉を吐いてしまう

夢にまで見た夏が終わり
枯れた花束を優しく抱く
飛び散る艶やかな残像たちの
最後の言葉を噛みしめるように

素朴に生きて素朴に死ぬ
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