夢見びと

流れる雲に 明日の行方を
尋ねりゃ空には 風がなるばかり
生きてることの哀しみは
たとえば窓の夕あかり
夢があるから こころ傷つき
人はさすらう しあわせ夢見びと

悲しみばかり つづく町にも
季節がめぐれば 小鳥がさえずる
生まれた運命(ほし)は暗くても
微笑みあれば 陽もさそう
愛をもとめて こころふれあい
人はさすらう しあわせ夢見びと

涙がほゝをぬらしても
眠ればあすの夢をみる
生命あるから こころ挫けず
人はさすらう しあわせ夢見びと
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