イルカの背中

夜の光を見つめていると
撫でやかにかなしい

わたしの砂場を風が巻き上げて
瞼は気づいた 愛、

会いたいそれだけが叶わないけど
この光だけ

長いえんぴつを持っていたことを
覚えている
思いだせるだけ

風がやんだら夜に手を伸ばし
拾えば拾うほど
あなたのかたちと分かり
朝の光が
まぶしく歌えば

何回わたしが終わっても
いい空の日が
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