和子

泪橋のたもとにある 暗い酒場で今夜も
ほろ酔いの和子が ブルースを歌ってる
この世にゃ誰もいやしない
この世にゃ誰もいやしない
私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる
古い手首の傷跡が うずく夜は夜明けまで
和子はブルースを歌ってる 歌ってる

セピア色の椅子にもたれて 暗い眼をして今夜も
酔いどれの和子が ブルースを歌ってる
男と女はあれだけさ
男と女はあれだけさ
私のベッド 温めてくれる男がほしいと歌ってる
星が消えてもただ一人 痩せた体を揺さぶって
和子はブルースを歌ってる 歌ってる
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