おれ

おれが女に 死ぬほど惚れたのは
おまえの他には いなかった
さがしにゆこう ふたりの夢を
ひとつの傘に 身を寄せあえば
俺とお前の 旅がはじまるぜ

渡り鳥には 野菊が似合うのさ
おまえの部屋にも 飾ろうよ
涙にぬれた おまえの胸を
やさしい愛で そっと包みたい
俺の気持は 花が知っている

故郷の話は しないで下さいと
うつむく顔が 淋しいぜ
手をとりあって 野原を駈けた
笑顔はどこへ 捨ててしまったの
おもい出そうよ いまは辛らくても
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