俺とおまえ

冬の雨なら 雪になる
春の雨なら 霧になる
流れる雲と 旅する身でも
この恋だけは なぜか変わらない

名なし 親なし 故郷なし
三つそろえば 夢もない
失うものがもうないふたり
おそれるものは なにもないだろう

無理に涙を こらえれば
生きているのが 辛くなる
悲しいときは すがってお泣き
命かけて 抱いて あげるから
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