Hollow Veil

ねぇ 春を告げる
あたたかく白い華
灰色の空に 溶けていくよ

拾い集めてた 言の葉の破片
掴みとるたびに 独りの感覚
不意に救われた君の場所まで行けば
報われるのかな

いつかの僕らは
笑えるほど綺麗な嘘つき

cry 春を告げる
あたたかく白い華
通り過ぎた日々 優しくて
ねぇ 最後にしよう
躊躇いも切なさも
灰色の空に 溶けていくよ

まだ寒さ残る 季節の隙間に
ポケットの中で 隠してつなぐ手
脆く壊れそうな かすかな温度さえも
確かめていこう

鮮やかなまま
僕らを近づけてく黄昏

cry 手を伸ばせば
まだそこに居るようで
香りの色が眩いんだ
ねぇ君と見てた
空はあの日と同じ
オレンジを抱いて 滲んでゆく

漂うように過ぎゆく日々に
僕たちが残した足跡は
時に色濃く 時に儚く
不器用でも 続くよ

cry 手を伸ばせば
まだそこに居るようで
香りの色が眩いんだ
ねぇ 春を告げる
あたたかく白い華
灰色の空に 逢いに行くよ
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