僕らの街

空に架かった 虹の架け橋
川に写った 朝日の茜色
君と見ていたい 景色があるよ
暮らしてくんだ 僕らの街で さあ
手をたずさえ 共に生きよう
働き 食べ 寝起きするだけの
日々だとしても

種を蒔け 空へ伸びろ 根を張れ
夢を繋ぐ物語さ
どんな些細な喜びでさえも
生きることは 素晴らしくて

木漏れ日揺れる 国道沿いを
僕らは歩く 春風の向こうへ
心を寄せて 想いを編んで
育ててくんだ 僕らの未来 ほら
つまずいても 立ち上がって
励まし 差し出した 手のひらを
握り合うのさ

長い冬が明け春の温もりに
包まれて 涙する
昇る太陽 正午の鐘の音
腹をすかす 家族の場所

錆びを磨き ほつれを縫って
歩いてゆこう 僕らの街で
生きてくんだ

ネジを巻け 道を通せ 陽を待て
ともに泣いて ともに笑おう
最後にどんな思い出の中を
生きることが幸せだろう
幸せだろう
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