風凜雪花

あなたを愛した
確かに愛した
もう思い出せないくらい
遙か遠い青い日

途切れた誓いと
絡まった夕陽
どうしようもないねってくらい
離れ離れの夜

最後であるように
震える手を伸ばした答えも
はらり はらり
こぼれて 落ちて

空っぽの てのひら
舞い踊る 花びら

いつもの木漏れ日
覚えある光
あと一度くり返すだけの
その力が見当たらない

幾重に降り積もる
“いつか”を描いていた2人も
はらり はらり
ほどけて 溶けて

空っぽの てのひら
舞い踊る 花びら

白波の向こうには
終りがあるの?

望むなら連れてって
想い出は全部
あなたに あげる

あなたを愛した
確かに
いつもの木漏れ日
覚えある光
はらり はらり
こぼれて 落ちて

空っぽの てのひら
舞い踊る 花びら
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