黄昏エスプレッソ

窓辺のコーヒータイムはゆるやかな2人の時間
漂う香りに酔ったか 湯気もほら 悩ましく透ける

火照りだしたカップに手をとめる君の細い指は
全ての音を綴る 白いタクトのよう

優雅なグッディ 沈みゆくこの時間よ止まれ
夕陽の明かりをこれ以上落とさないで

日射しを受けて 眩しい長い髪
水面にきらきら はねかえる光の精

空想しすぎ 悪い癖 僕を押さえつけるエスプレッソ
ほろ苦く 第六感に流れ込んでく

優雅なグッディ 沈みゆくこの時間よ止まれ
ずっと ずっと もっと もっと このままで

部屋の壁にのびる影 赤い林檎
目に映るものなら 今は愛おしい

優雅なグッディ 沈みゆくこの時間よ止まれ
夕陽と一緒に僕等まで飲みほさないで

優雅なグッディ 沈みゆくこの時間よ止まれ
ずっと ずっと もっと もっと このままで
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