乾いた唇

あなたの吐息が やわらかく
私の体に ふりかかる
眼かくしするよな 星明かり
乾いた唇 触れる音

やましい気持ちの 混じらない
浜辺のくちづけ 潮の味
激しく高鳴る この胸で
受けとめたいのよ 倖せを――
愛されるより 愛したい
ひとりの少女として 素直でいたい

私の昨日の 悲しみが
あなたの瞳に 消えてゆく
沖ゆく小舟の 影もなく
乾いた唇 海の色

心がひとつに とけてゆく
浜辺のくちづけ 風の中
どんなに多くの 言葉より
涙で分かるの 倖せが――
愛されるより 愛したい
ひとりの少女として 素直でいたい

やましい気持ちの 混じらない
浜辺のくちづけ 潮の味
激しく高鳴る この胸で
受けとめたいのよ 倖せを――
愛されるより 愛したい
ひとりの少女として 素直でいたい
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