蜉蝣 ~水仙の涙~

死んでしまいたい
今のわたし 何処へ行けばいい?
くすりで眠ろう
ああ儚し 麗しの世界
いつまでも

一六夜、雪、灯火
蜉蝣の俺は網にかかる
狂ってしかたない
楽し 哀し ひとときの愛情

もう少しだけ 嘘に酔わせてください
どうせすぐに消える わたし
小さな人

水鏡 うつし
月に流す 水仙の涙
うたかた さまよう
幸せだね 君に逢えるかな?

きらきらひかる 呪いの花びら 舞散る
この僕 どうか最期まで見つめていて
恥ずかしいほど 透きとおるから

凍えそうな胸は 君ととろけあう夢を
僕はいつだって待ち続けて
未だ見ぬ姿抱き寄せ 揺れあってみたいけど
あなたはこない

僕たちの罪 見せかけだね 幻さ
わかってるさ もうダメだ 先に逝くよ
笑いもの 醜さ あふれた

凍えそうな胸は 君ととろけあう夢を
僕はいつだって待ち続けて
未だ見ぬ姿(すがた)抱き寄せ 揺れあってみたいけど
あなた 何処なの?

最悪の妖精 巡り逢えなさに狂い
僕は綺麗な化粧をかざす
氷の水面 銀色の舞台に問い掛ける
わたし 誰なの?
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