青い関係

ぼくの心、今は青く光っている、
こんにちは、
心がないとか言われて、
朝みたいにそれは爽やかで、
生まれ直してきたみたい。

シーツ、天井もシーツ、
海と空、その狭間のボートみたい、
ぼくはいつも眠っている、
女の子でも男の子でもない、
ただ頭のいい子。
ぼくも、きみも。

ぼくたちは友達にはなれない。
きみも、きみを傷つける人間も、
幸せになれたらいいと思う。
きみが瞼を閉じたら夜が来て、
今日もちゃんと、
宇宙に繋がりますように。

無敵だけど、それは幽霊だからだよ、
ぼくたちは、
悲しさより虚しさより、
誰にだって「だまれ」、
「だまれ」しか、
願えなかった、やさしくて。

殺意、スカートの殺意、
朝と夜、その狭間のボートみたい、
ぼくはいつも消え去りたい、
忘れてしまう気持ちこそ尊い、
とか言う大人に、早くなろう。

好きじゃないひとにも親切に。
きみがそれを守るためなら、ぼくは、
傷ついてみたいと思ったんだ。
ぼくは幸せになりたい、朝が好き、
今日もちゃんと、
家族に愛されてる。深く。

「夢を見ているのに、現実を見なくていいんですか?」
「夢を見ていないのに、現実を見ていいんですか?」

鈴虫だ、きみもぼくも昔に、
聞いたはずだ、それぞれ違う場所で。
幸せになれたらいいと思う。
恋や友達、それよりきみが来て、
聞こえた風を、
死ぬまで覚えてますように。

ぼくたちは友達にはなれない。
きみも、きみを傷つける人間も、
幸せになれたらいいと思う。
きみが瞼を閉じたら夜が来て、
今日もちゃんと、
宇宙に繋がりますように。
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