夕立ち

だっていつも君ばかり イタズラな顔して
「バカだなあ」私を笑うから

ほんの可愛い 仕返しをしてみるの
寝ぼけてる子猫みたいな寝癖からかえば

ほら見て 拗ねる君の
言い訳を遮って 雨が降る

はやく急いでと手を引いて コンビニの屋根駆け込んで
揃えたような びしょ濡れが おかしくって笑うよ
君といつまでもいつまでも つまらない話がしたいな
アスファルトに響く雨の音 やまないで あと少し

きっとすぐに来る夏は 去年とそう変わらない
暑さになるらしいけれど

二人過ごした今日も たった一つの今日も
埋もれ 忘れられてしまうのかな

まだ跳ねる髪が 愛しくて
泣けてきた なんでだろう

ふいに生真面目な顔をして 横顔見つめてみたけど
相変わらず お気楽な笑顔に救われる
君といつまでもいつまでも つまらない話がしたいな
アスファルトに響く雨の音 弱くなる

君が思うより好きだよなんて
言えず見上げた空に虹が出る

はやく急いでと手を引いて コンビニの屋根飛び出して
揃えたような びしょ濡れが おかしくって笑うよ
君といつまでもいつまでも つまらない話がしたいな
遠回りで歩いた帰り道 そばにいて あと少し
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