蕊のパーティ

まだまだ話そう 姿隠して
声のふるえだけで
分かるわ ふねを降りること

まだまだ話そう 影 裏返して
わたしたちの繭
割れるところとか

どうせもう
嵶も見えない

苦しすぎる鏡に口

これ か ら
痛み はすぎていく
いくつも わたし が 滲んでいる

をつけて
ぜんぶの目を閉じるの
古めかしい生地で
仕立て直して
地面と同じ
肌になれば誰もが
目の色 知るわ そしたら
そこから


かたち を
なくしたいから
ぬるまる ふり で とけるとちよ


行こう
行こう
薄められるわたしたちだけで
偽物のヴィンテージの牧歌を生もう

遠くを
何も見なくていいくらい
遠くを 夢に見るわ

始まりからの養老に見えても
これで満ちているの
早く蕊を離して
すごく近くの口をあげれたなら
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