キャンバス

雲ひとつない青空に
痛み 覚えた日
澄み渡るもの全てから
目を背けていた

お金もない時間もないって
また口実 探し
逃げること 正当化する
自分が嫌いだった

たった一度のストーリーさ
父と母がくれた奇跡を
自分の色に染めたい

まっさらなキャンバスに
誇らかに書き上げた夢
胸に棲みつく弱虫が叫ぶ
このまま終われやしないだろう
山を越え 谷を抜け
その先で見上げた空が
泣けるほどに
美しく目に映る日まで
未だ知らない本当の僕を
探しに行く

流れてくる 外野の声
耳を塞いでしまえ
天秤はもう投げ捨てた
自分を偽りたくなくてさ

‘好きなことを大切に'
あの日の家族の言葉
いつまでも この心に

歩いてく 走ってく
行き着いたその丘の上で
誓ったんだ
もう2度と振り返りはしない
たとえ過去の煌めきに
呼ばれても

まっさらなキャンバスに
誇らかに書き上げた夢
胸に棲みつく弱虫が叫ぶ
必ず叶えてみせるんだと
谷を抜け 山を越え
その先で見上げた空が
泣けるほどに
美しく目に映る日まで
未だ知らない本当の僕を
探しに行く
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